ホームページの公開の主旨:
(1)日本における年間労働災害は、被災60万人、死亡2000人、業務上の疾病9000人です。また、産業構造の激変により、高齢労働者、派遣社員などの女性非正社員、若年者などの未熟労働者の被災が顕著です。すなわち、日本の産業構造の帰結として、中小企業における被災率が高く、特に産業医選任義務の不要な事業場では産業保健スタッフの資源が乏しく事業場外の専門家による指導が必要とされています。また、昨今の安全配慮義務違反の損害賠償訴訟の判例より、今後ますます安全配慮義務違反として産業医を含む職制の責任が問われてくることが多くなるであろうと危惧されます。
(2)30年ほど前の昭和47年に労働基準法より労働安全衛生法が分離制定され、労働安全コンサルタントと労働衛生コンサルタント制度の導入による事業場外資源の活用が期待される。労働安全衛生コンサルタントとして、全国には3000名、新潟県内には30名程が活躍しています。このような背景において、産業医であり労働衛生コンサルタントの立場から、事業場外資源として産業保健スタッフの皆様のお手伝いができるならば幸いです。
(3)更に、当事務所では「労災が起きにくくなる職場作り」を基本理念として営業しておりますが、この理念と業務内容を納得して頂きたく、このホームページを開設しました。「起きにくくなる」というまるで歯に衣着せた言い様は、「労災は決してゼロにならないこと」を念頭に置き、「出来れば労災を減少させたい、そして、出来得れば安全配慮義務違反から逃れらるような予見・回避の努力を示威する」意味合いを意図します。後者は誤解を受けかねませんが、「よくある質問と解説」で「安全配慮義務の必要性とは」に引用した判例を参照いただければ、訴訟が頻発する現在にあっては不可避な防衛策であることをご理解いただけるものと思います。 (開設
2005/4/3)
アドレスURL変更:
(1)http://www.nkp-center.jp/nrec/ から http://www.nagaoka-rec.com/ へ変更 (所長をしておりましたJA新潟県厚生連検査所病理センターがJA新潟県厚生連長岡中央綜合病院に吸収合併の為、2005/09/26)、
(2)http://www.nagaoka-rec.com/ から http://nagaoka-rec.sakura.ne.jp/index へ変更
(経費削減の為サーバー変更、2005/11/17)。
(3)http://nagaoka-rec.sakura.ne.jp/indexからhttp://nrec.sakura.ne.jp/index へ変更
(サーバー許容容量300MBを超えた為1GBに変更、2006/03/03)。